CEILING関数 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を丸める

関数名 CEILING
分類 数学/三角
説明 指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を丸める
バージョン -
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

CEILING(数値1,基準値2)

1 - 数値 ----- 丸めの対象となる数値を指定します。
2 - 基準値 ----- 倍数の基準となる数値を指定します。


解説

セルA1に「=CEILING(382,5)」を入力します。
Excel関数
「382」を基準値である「5」の最も近い倍数に切り上げます。
Excel関数
これは、382円の製品に価格を設定するとき、「1」円単位の端数を出さないよう、5円単位の最も近い価格に丸める、という場合と同じです。

セルA2に「=CEILING(-2.5,-2)」を入力します。
Excel関数
「-2.5」を基準値である「-2」の最も近い倍数に丸めます。
Excel関数
この例の場合、「-2.5」を「-2」の倍数「-2」「-4」「-8」「-16」...の最も近い倍数に丸めます。
CEILING関数の場合、基準値が負の場合、マイナス方向に、基準値がプラスの場合、プラス方向に丸められます。
よって、この例の場合は、「-4」に丸められます。


注意事項

・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・数値の符号に関係なく、切り上げられた値の絶対値は、数値より大きくなります。指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。
・数値と基準値がどちらも負の数である場合、値は小さい方(0から遠い方)の数値に切り上げられます。
・数値が負の数で、基準値が正の数である場合、値は大きい方(0に近い方)の数値に切り上げられます。


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