BITAND関数 2つの数値のビット単位のAND(論理積)を返す

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

BITAND(数値1¹, 数値2²)

1 - 数値1 ----- 0以上の数値を指定します。
2 - 数値2 ----- 0以上の数値を指定します。

解説

セルA1に「=BITAND(1,5)」を入力します。

「1」の2進表現と、「5」の2進表現を比較し、ビット単位の'AND(論理積)'が求められます。

この例の場合、「1」を2進数で表現した「1」と、「5」を2進数で表現した「101」を比較します。

001
AND
101

右から数えて1桁目のみが「1」で一致しています。
「1」を10進数に変換し「1」が求められます。

セルA2に「=BITAND(13,25)」を入力します。

「13」の2進表現と、「25」の2進表現を比較し、ビット単位の'AND'が求められます。

この例の場合、「13」を2進数で表現した「1101」と、「25」を2進数で表現した「11001」を比較します。

01101
AND
11001

右から数えて1桁目と4桁目が「1」で一致しています。
「1001」を10進数に変換し「9」が求められます。

注意事項

・いずれかの引数に 0未満の値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・いずれかの引数に整数以外の値または、281474976710655(2 ^ 48 - 1)より大きい値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・いずれかの引数が数値以外の値の場合、エラー値 #VALUE! が返されます。

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