BITRSHIFT関数 引数で指定したビットだけ右へシフトした数値を返す
関数名 | BITRSHIFT |
分類 | エンジニアリング |
説明 | 引数で指定したビットだけ右へシフトした数値を返す |
バージョン | 2013 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。) |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
BITRSHIFT(数値1, 移動数2)
1 - 数値 ----- 0以上の数値を指定します。
2 - 移動数 ----- 右へシフトするビット数を指定します。整数でなければなりません。
解説
セルA1に「=BITRSHIFT(13,2)」を入力します。
「13」を2進数で表現し、2ビット右へシフトした数値が求められます。
「13」を2進数で表現すると「1101」です。
この例の場合、「1101」を2ビット右へシフトさせて、ビットの右側2桁を除去します。
シフトさせた分「0」を2つ左側に追加します。
1101
→シフト
0011
その結果「11」となります。
「11」を10進数に変換し「3」が求められます。
注意事項
・いずれかの引数に 0未満の値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・いずれかの引数に整数以外の値または、281474976710655(2 ^ 48 - 1)より大きい値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・移動数の絶対値が、53よりも大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・いずれかの引数が数値以外の値の場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
・移動数として負の数値が使用されると、ビットの数だけ左へシフトします。
メモ
BITRSHIFT は BIT Right SHIFT