CALL関数 DLL(ダイナミックリンクライブラリ)またはコードリソースに含まれるプロシージャを呼び出す
関数名 | CALL |
分類 | アドイン/オートメーション |
説明 | DLL(ダイナミックリンクライブラリ)またはコードリソースに含まれるプロシージャを呼び出す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
書式1
CALL(レジスタ番号1,[引数1]2, … )
1 - レジスタ番号 ----- REGISTER関数またはREGISTER.ID関数の戻り値を指定します。
2 - [引数1], … ----- (省略可) プロシージャに渡される引数を指定します。
書式2
CALL(モジュール名1,プロシージャ名2,データ型3,[引数1]4, … )
1 - モジュール名 ----- 目的のプロシージャを含む DLLの名前を、半角の二重引用符(")で囲んだ文字列として指定します。
2 - プロシージャ名 ----- DLL内の関数の名前を半角の二重引用符(")で囲んだ文字列として指定します。
3 - データ型 ----- 戻り値のデータ型、およびDLLやコードリソースに引き渡す、すべての引数のデータ型を半角の二重引用符(")で囲んだ文字列として指定します。
4 - [引数1], … ----- (省略可) プロシージャに渡される引数を指定します。
解説
この関数は詳しい知識のあるユーザー向けです。
CALL関数を不用意に使用すると、コンピューターの再起動を伴うエラーが発生することがあります。
この関数は、Excelマクロシートでのみ利用できます。
Ctrl + F11を押して、新規Excel4.0マクロシートを挿入します。
セルA1に「=ALERT(CALL("Kernel32","GetTickCount","J!"))」を入力します。
セルA2に「=RETURN()」を入力します。
セルA1をアクティブセルにし、Alt + F8を押します。
表示された「マクロ」ダイアログボックスの「実行」ボタンをクリックします。
32ビットMicrosoft WindowsのGetTickCount関数(プロシージャ)をワークシートから呼び出すことができます。
GetTickCount関数は、Windowsが起動してから経過した時間をミリ秒単位で返します。