EUROCONVERT関数 数値からユーロ通貨への換算、ユーロ通貨からユーロ通貨使用国の現地通貨への換算、ユーロ通貨を使用する参加国間の通貨の換算を行う
関数名 | EUROCONVERT |
分類 | アドイン/オートメーション |
説明 | 数値からユーロ通貨への換算、ユーロ通貨からユーロ通貨使用国の現地通貨への換算、ユーロ通貨を使用する参加国間の通貨の換算を行う |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
EUROCONVERT(数値1, 換算前通貨2, 換算後通貨3, 換算方法4, 換算桁数5)
1 - 数値 ----- 換算する通貨値またはその値を含むセルの参照を指定します。
2 - 換算前通貨 ----- 換算する通貨単位を使用する国の ISOコードに対応する3文字の文字列、またはそのコードを含むセルの参照を指定します。
3 - 換算後通貨 ----- 換算後の通貨単位を使用する国の ISOコードに対応する3文字の文字列、またはそのコードを含むセルの参照を指定します。
4 - 換算方法 ----- 換算結果を四捨五入する方法を決定する論理値を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 指定する形式結果
- FALSE または 省略通貨単位で使用される小数点以下の桁数で四捨五入した結果を表示します。
- TRUE計算結果のすべての有効桁数を表示します。
換算前通貨と換算後通貨に指定できる値、及び、換算方法にFALSEを指定した場合の表示桁数は次の通りです。
- 国名/地域名通貨単位ISOコード演算桁数表示桁数
- ベルギーフランBEF00
- ルクセンブルクフランLUF00
- ドイツドイツ マルクDEM22
- スペインペセタESP00
- フランスフランFRF22
- アイルランドポンドIEP22
- イタリアリラITL00
- オランダギルダーNLG22
- オーストリアシリングATS22
- ポルトガルエスクドPTE02
- フィンランドマルッカーFIM22
- ギリシャドラクマGRD02
- スロベニアトラルSIT22
- 欧州連盟加盟国ユーロEUR22
5 - 換算桁数 ----- 3以上の整数を指定します。
解説
セルA1に「=EUROCONVERT(1.00,"FRF","EUR",TRUE,3)」を入力します。
1フランをユーロに換算し、小数点3桁まで表示されます。
注意事項
・有効桁数以外の余分なゼロは戻り値から切り捨てられます。
・換算前通貨と換算後通貨に同じ国のISOコードを指定した場合、入力された数値が返されます。
・引数が適切でない場合、エラー値 #VALUE が返されます。
参考学習
この関数が使用できず、#NAME? エラーが返される場合は、ユーロ通貨対応ツール アドインをインストールして読み込みます。
1. [ファイル] タブの [オプション] をクリックし、[アドイン] をクリックします。
2. [管理] ボックスの一覧の [Excel アドイン] をクリックし、[設定] をクリックします。
3. [有効なアドイン] ボックスの一覧の [ユーロ通貨対応ツール] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
4. 必要に応じて、セットアップ プログラムで表示される手順に従って操作します。
参考:Excelでアドインを追加または削除する
https://support.office.com/