XOR関数 奇数個の引数がTRUE(真)のときにTRUE、偶数個の引数がTRUEのときにFALSE(偽)を返す

関数名 XOR
分類 論理
説明 奇数個の引数がTRUE(真)のときにTRUE、偶数個の引数がTRUEのときにFALSE(偽)を返す
バージョン 2013 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。)
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

XOR(論理式11, [論理式2]2, … ,[論理式254])

1 - 論理式1 ----- TRUE(真)またはFALSE(偽)に評価できる1つ目の条件を指定します。
2 - [論理式2], … ,[論理式254] ----- (省略可) 2つ目以降の条件を指定します。


解説

例えば、各セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
「=XOR(A1<1,B1>50,C1<100)」を入力します。
Excel関数
セルA1の値が1より小さいかどうか、セルB1の値が50より大きいかどうか、セルC1の値が100より小さいかどうかを判定し、真の数が奇数となる場合は「TRUE」、偶数となる場合は「FALSE」が返されます。
Excel関数
この例の場合、式「A2>50」のみ真となるなるため、「TRUE」が表示されます。

セルに「=IF(XOR(A1>B1,A1>C1,B1>C1),"対象","対象外")」を入力します。
Excel関数
セルA1の値がセルB1より大きいかどうか、セルB1の値がセルC1の値より大きいかどうか、セルB1の値がセルC1の値より大きいかどうかを判定し、真の数が奇数となる場合は「対象」が表示され、偶数となる場合は「対象外」が表示されます。
Excel関数
「IF関数」についてはこちらを参照してください。


注意事項

・引数として指定した配列や参照に、文字列または空白セルが含まれる場合、これらの値は無視されます。
・指定した範囲に論理値が含まれていない場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。


メモ

XOR は eXclusive OR


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