NUMBERVALUE関数 地域に依存しない方法で文字列を数値に変換する

関数名 NUMBERVALUE
分類 文字列操作
説明 地域に依存しない方法で文字列を数値に変換する
バージョン 2013 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。)
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

NUMBERVALUE(文字列1, [小数点記号]2, [桁区切り記号]3)

1 - 文字列 ----- 数値を文字列として指定します。
2 - [小数点記号] ----- (省略可) 整数と小数点以下を区切るための文字を指定します。省略した場合は、現在のロケールの表示形式で設定されている区切り記号が使用されます。
3 - [桁区切り記号] ----- (省略可) 桁のグループを区切るための文字を指定します。省略した場合は、現在のロケールの表示形式で設定されている区切り記号が使用されます。


解説

セルA1に「=NUMBERVALUE("123.45,6",",",".")」を入力します。
Excel関数
桁区切り記号を「,」、小数点記号を「.」とした数値が表示されます。
Excel関数
桁区切り記号と、小数点以下の数字が表示されない場合は、[Ctrl] + [1]を押してセルの書式設定を確認してみてください。
Excel関数


注意事項

・「小数点記号」または「桁区切り記号」の引数に複数の文字が使用されている場合は、1番目の文字のみが使用されます。
・空の文字列("")が文字列の引数として指定されている場合、結果は0になります。
・文字列の引数に使用されるスペースは無視されます。文字列の引数の途中にスペースを含めた場合も同様です。
・文字列の引数に小数点記号が複数回使用されている場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
・文字列の引数内でグループ区切り記号が小数点記号より先に出現する場合、グループ区切り記号は無視されます。
・文字列の引数内でグループ区切り記号が小数点記号より後に出現する場合、エラー値 #VALUE! が返されます。