YIELDMAT関数 満期利付債の利回りを返す
関数名 | YIELDMAT |
分類 | 財務 |
説明 | 満期利付債の利回りを返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
YIELDMAT(受渡日1, 満期日2, 発行日3, 利率4, 現在価格5, [基準]6)
1 - 受渡日 ----- 証券の受渡日を指定します。受渡日とは、発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付です。
2 - 満期日 ----- 券の満期日を指定します。 満期日とは、証券の支払期日です。
3 - 発行日 ----- 債券の発行日を指定します。
4 - 利率 ----- 証券の利率を指定します。
5 - 現在価格 ----- 額面100に対する債券の現在価格を指定します。
6 - [基準] ----- (省略可) 計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 基準基準日数(月/年)
- 0 または 省略30日/360日(NASD方式)
- 1実際の日数/実際の日数
- 2実際の日数/360日
- 3実際の日数/365日
- 430日/360日(ヨーロッパ方式)
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
「=YIELDMAT(A2,B2,C2,D2,E2,F2)」を入力します。
債券を受渡日から満期日まで保有した場合に得られる1年間あたりの最終利回りが求められます。
この例では、セルにはあらかじめ、「パーセンテージ」の書式設定がされております。
注意事項
・受渡日、満期日、発行日、基準に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
・受渡日または満期日、発行日に無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・利率<0またはまたは現在価格≦0の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・基準<0または基準>4 である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・受渡日≧満期日である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
メモ
YIELDMAT は YIELD at MATurity