T.TEST関数 t検定における確率を返す
関数名 | T.TEST |
分類 | 統計 |
説明 | t検定における確率を返す |
バージョン | 2010 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。) |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
T.TEST(範囲11, 範囲22, 尾部3, 検定の種類4)
1 - 範囲1 ----- t検定の対象となるデータをセル範囲または配列で指定します。
2 - 範囲2 ----- t検定の対象となるデータをセル範囲または配列で指定します。
3 - 尾部 ----- 右側確率を求めるには「1」を指定し、両側確率を求めるには「2」を指定します。
4 - 検定の種類 ----- どのような検定をするかを指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 検定の種類動作
- 1対になっているデータのt検定
- 22つの母集団の分散が等しい場合のt検定
- 32つの母集団の分散が等しくない場合のt検定
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
「=T.TEST(B2:B6,C2:C6,2,1)」を入力します。
指定された範囲の値からt検定における確率が求められます。
この例の場合は、セル範囲B2:B6とセル範囲C2:C6の両側確率が求められます。
注意事項
・配列1と配列2のデータの個数が異なるとき、検定の種類に1を指定すると、エラー値 #N/A が返されます。
・尾部と検定の種類に小数点以下の値を指定しても切り捨てられます。
・尾部または検定の種類に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・尾部に1または2以外の値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
メモ
T.TEST は T TEST