COUPNCD関数 受領日後の次の利息支払日を返す
関数名 | COUPNCD |
分類 | 財務 |
説明 | 受領日後の次の利息支払日を返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
COUPNCD(受渡日1, 満期日2, 頻度3, [基準]4)
1 - 受渡日 ----- 証券の受渡日を指定します。
2 - 満期日 ----- 証券の満期日を指定します。
3 - 頻度 ----- 年間の利息支払回数を指定します。年 1 回の場合は頻度 = 1、年 2 回の場合は頻度 = 2、四半期ごとの場合は頻度 = 4 を指定します。
4 - [基準] ----- (省略可) 計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 基準基準日数(月/年)
- 0 または省略30日/360日 (NASD方式)
- 1実際の日数/実際の日数
- 2実際の日数/360日
- 3実際の日数/365日
- 430日/360日 (ヨーロッパ方式)
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
セルに「=COUPNCD(A2,B2,C2,D2)」を入力します。
受渡日直後の利払日が求められます。
Excelでは、日付や時刻を「1900/1/1 0:00:00」から始まる「シリアル値」で表現しています。(「1900/1/1 0:00:00」が「1.0」)
例えば、日付の「2015/1/1」は、シリアル値で「42005」と表されます。
時刻はシリアル値の小数部で表し、例えば、時刻の「6:00」は、シリアル値で「0.25」と表されます。(1秒は「86400分の1」)
日付や時刻をシリアル値で表現することによって、Excelでは、日付の演算を簡単にしています。
シリアル値の表示を、例えば「2015/1/1」の様な表示にするには、セルの書式設定行います。
セルA4をアクティブセルにし、Ctrl + 1を押します。
[セルの書式設定]ダイアログボックスの「分類」に「日付」を指定し、「OK」ボタンを押します。
日付の表示に変更されました。
注意事項
・受渡日とは、債券などの証券の売買代金を決済した日付です。満期日とは、証券の支払期日です。
・引数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
・受渡日または満期日に無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・頻度に 1、2、4 以外の数値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・基準<0または基準>4である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・受渡日≧満期日である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
メモ
COUPNCD は COUPon Next Coupon Date。