AMORLINC関数 各会計期における減価償却費を返す
関数名 | AMORLINC |
分類 | 財務 |
説明 | 各会計期における減価償却費を返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
AMORLINC(取得価額1, 購入日2, 開始期3, 残存価額4, 期5, 率6, [基準]7)
1 - 取得価額 ----- 資産を購入した時点での価格を指定します。
2 - 購入日 ----- 資産を購入した日付を指定します。
3 - 開始期 ----- 最初の会計期が終了する日付を指定します。
4 - 残存価額 ----- 耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定します。
5 - 期 ----- 会計期(会計年度)を指定します。
6 - 利率 ----- 減価償却率を指定します。
7 - 開始期 ----- 最初の会計期が終了する日付を指定します。
8 - [基準] ----- (省略可) 1年を何日として計算するかを表す数値を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 基準1年の日数
- 0 または 省略360日(NASD方式)
- 1実際の日数
- 3365日
- 4360 日(ヨーロッパ方式)
解説
例えば、各セルに図の様な値が入力されているとします。
セルH2に「=AMORLINC(A2,B2,C2,D2,E2,F2,G2)」を入力します。
最初の会計期の減価償却額が求められます。
Excelでは、日付や時刻を「1900/1/1 0:00:00」から始まる「シリアル値」で表現しています。(「1900/1/1 0:00:00」が「1.0」)
例えば、日付の「2015/1/1」は、シリアル値で「42005」と表されます。
時刻はシリアル値の小数部で表し、例えば、時刻の「6:00」は、シリアル値で「0.25」と表されます。(1秒は「86400分の1」)
日付や時刻をシリアル値で表現することによって、Excelでは、日付の演算を簡単にしています。
上記の例の場合、購入日や開始期に指定する値も、シリアル値として処理されます。このため、日付の指定を文字列として入力した場合には、エラーが発生することがありますので、注意しましょう。
注意事項
・日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
メモ
AMORLINC は AMORtissement LINeaire Comptabilite。