VDB関数 倍額定率法または指定された方法を使用して資産の減価償却費を返す

関数名 VDB
分類 財務
説明 倍額定率法または指定された方法を使用して資産の減価償却費を返す
バージョン -
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

VDB(取得価額1, 残存価額2, 耐用年数3, 開始期4, 終了期5, [率]6, [切り替え方法]7)

1 - 取得価額 ----- 資産を購入した時点での価格を指定します。
2 - 残存価額 ----- 耐用年数が終了した時点での資産の価格(資産の救済価額)を指定します。
3 - 耐用年数 ----- 資産を使用できる年数(資産の寿命年数)を指定します。
4 - 開始期 ----- 減価償却費の計算の対象となる最初の期を指定します。
5 - 終了期 ----- 減価償却費の計算の対象となる最後の期を指定します。
6 - [率] ----- (省略可) 減価償却率を指定します。省略すると、2を指定したと見なされ、倍額定率法で計算が行われます。
7 - [切り替え方法] ----- (省略可) すべての期で倍額定率法を使うか、途中で定額法に切り替えるかを指定します。
指定できる値は次の通りです。

  • 切り替え方法動作
  • FALSEまたは0または省略減価償却費が定率法による計算の結果より大きくなったときに、自動的に定額法への切り替えが行われます。
  • TRUEまたは0以外の値すべての期で倍額定率法を使います。

解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
「=VDB(A2,B2,C2*12,D2,E2,F2)」を入力します。
Excel関数
5か月目から18か月目までの減価償却費が率1.5を使用して求められます。
Excel関数


注意事項

・「耐用年数」、「開始期」、「終了期」は同じ単位で指定する必要があります。


メモ

VDB は Variable Declining Balance


関連する関数

DBDDB