TRUNC関数 数値を指定された桁で切り捨てる

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

TRUNC(数値¹, [桁数]²)

1 - 数値 ----- 数値を指定します。
2 - [桁数] ----- (省略可) 結果の桁数を指定します。省略すると「0」を指定したと見なされます。

解説

セルA1に「=TRUNC(2.15,1)」を入力します。

値「2.15」の小数点第1位より右を切り捨てます。

数値の各桁と、第2引数「桁数」の対応は以下の通りです。

値 9 9 9 . 9 9 9
桁-2-1 0   1 2 3
整数部は一桁目から「0」「-1」「-2」と数え、小数部は一桁目から「1」「2」「3」と数えます。

セルA2に「=TRUNC(2.15)」を入力します。

値「2.15」の小数点以下を切り捨てます。

「ROUNDDOWN関数」と「TRUNC関数」は同じ結果を得られますが、「ROUNDDOWN関数」は「桁数」の指定を省略できません。

注意事項

・「桁数」に正の数を指定すると、数値の小数点以下について、指定した桁数の右側が切り捨てられます。
・「桁数」に0を指定すると、数値は最も近い整数として切り捨てられます。
・「桁数」に負の数を指定すると、数値の小数点の左側が切り捨てられます。

メモ

TRUNC は TRUNCate

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