IRR関数 一連のキャッシュ フローに対する内部利益率を返す

関数名 IRR
分類 財務
説明 一連のキャッシュ フローに対する内部利益率を返す
バージョン -
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

IRR(値1, [推定値]2)

1 - 値 ----- 数値を含む配列またはセル参照を指定します。
2 - [推定値] ----- (省略可) 計算結果に近いと思われる数値を指定します。省略すると、0.1(10%)が指定されたと見なされます。


解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
「=IRR(A2:F2)」を入力します。
Excel関数
5年後の内部利益率が求められます。
Excel関数
この例では、セルにはあらかじめ、「パーセンテージ」の書式設定がされております。


注意事項

・内部利益率を計算するには、正の値と負の値が範囲に少なくとも 1つずつ含まれている必要があります。
・値の順序がキャッシュフローの順序であると見なされます。支払額と収益額を入力する際は、その順序に注意してください。
・範囲に文字列、論理値、または空白セルが含まれる場合、これらは無視されます。
・推定値を初期値とし、計算結果の誤差が0.00001%になるまで、利益率の値を変えて反復計算が行われます。反復計算を20回行っても結果が得られない場合は、エラー値 #NUM! が返されます。この場合には、推定値を変えてやり直してください。


メモ

IRR は Internal Rate of Return


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