DEC2HEX関数 10進数を16進数に変換する
関数名 | DEC2HEX |
分類 | エンジニアリング |
説明 | 10進数を16進数に変換する |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
DEC2HEX(数値1, [桁数]2)
1 - 数値 ----- 変換する10進の整数を指定します。数値に負の数を指定すると、桁数は無視され、10桁の16進数(2進数にすると40桁)が返されます。
2 - [桁数] ----- (省略可) 使用する文字数を指定します。
解説
セルA1に「=DEC2HEX(100,3)」を入力します。
10進数の「100」が3桁の16進数に変換されます。
セルA2に「=DEC2HEX(-54)」を入力します。
10進数の「-54」が16進数に変換されます。
ここで、なぜ10進数の「-54」が16進数の「FFFFFFFFCA」になるのか見ておきましょう。
計算方法は以下の通りです。
10進数の「54」は、2進数で「00110110」です。
DEC2HEX関数は、数値に負の数を指定すると、10桁の16進数となるため、足りない桁を0で埋め40桁の2進数「0000....00110110」にします。
各ビットを反転させます。(1の補数)
0000....00110110
↓
1111....11001001
1を加算します。(2の補数)
1111....11001010
「1111....11001010」を16進数に変換し、「FFFFFFFFCA」となります。
注意事項
・数値<-549,755,813,888 または数値>549,755,813,887 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・数値に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・計算結果の桁数が指定した桁数の値よりも大きくなる場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・桁数に整数以外の値を指定すると、桁数の値は切り捨てられます。
・桁数が数値以外の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・桁数に負の数を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
メモ
DEC2HEX は DECimal number to HEXadecimal