DEC2BIN関数 10進数を2進数に変換する
関数名 | DEC2BIN |
分類 | エンジニアリング |
説明 | 10進数を2進数に変換する |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
DEC2BIN(数値1, [桁数]2)
1 - 数値 ----- 変換する10進の整数を指定します。数値に負の数を指定すると、桁数は無視され、10桁の2進数が返されます。
2 - [桁数] ----- (省略可) 使用する文字数を指定します。
解説
セルA1に「=DEC2BIN(9,5)」を入力します。
10進数の「9」が5桁の2進数に変換されます。
セルA2に「=DEC2BIN(-100)」を入力します。
10進数の「-100」が2進数に変換されます。
ここで、なぜ10進数の「-100」が2進数の「1110011100」になるのか見ておきましょう。
10進数では通常、数字の先頭に「-」を付けることで負の数を表現します。
2進数の場合、左から数えて1文字目を「1」にすることで負の数を表現します。(「0」の場合は正の数です。)
これを2の補数といいます。
計算方法は以下の通りです。
10進数の「100」は、2進数で「1100100」です。
DEC2BIN関数は、数値に負の数を指定すると、10桁の2進数となるため、足りない桁を0で埋め10桁の2進数「0001100100」にします。
各ビットを反転させます。(1の補数)
0001100100
↓
1110011011
1を加算します。(2の補数)
1110011100
よって、 -100 = 1110011100 となります。
注意事項
・数値<-512 または数値>511 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・数値に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・計算結果の桁数が指定した桁数の値よりも大きくなる場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・桁数に整数以外の値を指定すると、小数点以下は切り捨てられます。
・桁数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・桁数にゼロまたは負の数を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
メモ
DEC2BIN は DECimal number to BINary