CUMPRINC関数 指定した期間に、貸付金に対して支払われる元金の累計を返す
関数名 | CUMPRINC |
分類 | 財務 |
説明 | 指定した期間に、貸付金に対して支払われる元金の累計を返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
CUMPRINC(利率1, 期間内支払回数2, 現在価値3, 開始期4, 終了期5, 支払期日6)
1 - 利率 ----- 貸付期間を通じて一定の利率を指定します。
2 - 期間内支払回数 ----- 貸付期間全体での支払回数の合計を指定します。
3 - 現在価値 ----- 現在の貸付額(将来行われる一連の支払いを現時点で一括支払いした場合の合計金額)を指定します。
4 - 開始期 ----- 計算の対象となる最初の期を指定します。
5 - 終了期 ----- 計算の対象となる最後の期を指定します。
6 - 支払期日 ----- 支払いがいつ行われるかを指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 支払期日支払が行われる時期
- 0各期の期末
- 1各期の期首
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
セルに「=CUMPRINC(A2/12,B2*12,C2,13,24,0)」を入力します。
支払回数を13回から24回とする場合の2年目に返済する元金の合計が求められます。
セルに「=CUMPRINC(A2/12,B2*12,C2,1,1,0)」を入力します。
最初の月に返済する元金が求められます。
注意事項
・利率≦0、期間内支払回数≦0、または現在価値≦0 である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・開始期<1、終了期<1、または開始期>終了期である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・支払期日に0または1以外の数値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
メモ
CUMPRINC は CUMulative PRINCipal