PPMT関数 ローンの元金相当分を返す

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

PPMT(利率¹, 期², 期間³, 現在価値⁴, [将来価値]⁵, [支払期日]⁶)

1 - 利率 ----- 利率を指定します。
2 - 期 ----- 求めたい期を指定します。
3 - 期間 ----- 期間を指定します。
4 - 現在価値 ----- 将来行われる一連の支払いを現時点で一括払いした場合の合計金額、または元金を指定します。
5 - [将来価値] ----- (省略可) 最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定します。省略すると、0を指定したものと見なされます
6 - [支払期日] ----- (省略可) いつ支払いが行われるかを指定します。
指定できる値は次の通りです。

• 支払期日支払いが行われる時期
• 0 または 省略各期の期末
• 1各期の期首

解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。

「=PPMT(A2/12,B2,C2*12,D2)」を入力します。

第1期の元金相当分が求められます。

注意事項

・利率と期間は、時間的な単位を一致させる必要があります。

メモ

PPMT は Pincipal PayMenT

関連する関数

CUMIPMT、CUMPRINC、PMT、IPMT

この解説を見た人が最近見た解説はこちら

・ CUMPRINC関数 「指定した期間に、貸付金に対して支払われる元金の累計を返す」
・ INTRATE関数 「全額投資された証券の利率を返す」
・ POWER関数 「べき乗を返す」
・ CUMIPMT関数 「指定した期間に、貸付金に対して支払われる利息の累計を返す」
・ DSUM関数 「条件を満たすセルの合計を返す」