BINOM.DIST.RANGE関数 二項分布を使用した試行結果の確率を返す
関数名 | BINOM.DIST.RANGE |
分類 | 統計 |
説明 | 二項分布を使用した試行結果の確率を返す |
バージョン | 2013 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。) |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
BINOM.DIST.RANGE(試行回数1, 成功率2, 成功数3, [成功数2]4)
1 - 試行回数 ----- 独立試行の回数を指定します。0以上の数値を指定する必要があります。
2 - 成功率 ----- 各試行が成功する確率を指定します。0以上1以下の数値を指定する必要があります。
3 - 成功数 ----- 試行における成功数を指定します。0以上および試行回数以下の数値を指定する必要があります。
4 - [成功数2] ----- (省略可) 指定した場合、成功した試行の数が試行回数と成功数2の間の数値になる成功率が返されます。成功数以上および試行回数以下の数値を指定する必要があります。
解説
セルA1に「=BINOM.DIST.RANGE(60,0.75,48)」を入力します。
60回の試行のうち、48回成功する確率と、75%の成功確率をベースとする二項分布が求められます。
セルA2に「=BINOM.DIST.RANGE(60,0.75,45,50)」を入力します。
60回の試行のうち、45~50回成功する確率と、75%の成功確率をベースとする二項分布が求められます。
注意事項
・引数が制約外の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
メモ
BINOM.DIST.RANGE は BINOMial DISTribution RANGE