BINOM.DIST関数 二項分布の確率関数の値を返す
関数名 | BINOM.DIST |
分類 | 統計 |
説明 | 二項分布の確率関数の値を返す |
バージョン | 2010 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。) |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
BINOM.DIST(成功数1, 試行回数2, 成功率3, 関数形式4)
1 - 成功数 ----- 試行における成功数を指定します。
2 - 試行回数 ----- 独立試行の回数を指定します。
3 - 成功率 ----- 各試行が成功する確率を指定します。
4 - 関数形式 ----- 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。関数形式に「TRUE」を指定した場合、戻り値は累積分布関数となり、0~成功数回の範囲で成功が得られる確率が計算されます。「FALSE」の場合は、確率質量関数となり、成功数回の成功が得られる確率が計算されます。
解説
セルA1に「=BINOM.DIST(6,10,0.5,FALSE)」を入力します。
10回の試行のうち、ちょうど6回成功する確率が求められます。
注意事項
・成功数と試行回数は、整数に切り捨てられます。
・成功数、試行回数、成功率に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・成功数<0、または、成功数>試行回数の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
・成功率<0、または成功率>1の場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
メモ
BINOM.DIST は BINOMial DISTribution