SUBTOTAL関数 指定した集計方法の集計値を返す

関数名 SUBTOTAL
分類 数学/三角
説明 指定した集計方法の集計値を返す
バージョン -
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

SUBTOTAL(集計方法1, 範囲12, [範囲2]3, … ,[範囲254])

1 - 集計方法 ----- 使用する関数を数値で指定します。
指定できる値は次の通りです。

1~11を指定すると、非表示にした行の値も計算の対象となります。101~111を指定すると、非表示にした行は無視されます。

2 - 範囲1 ----- 集計する数値が入力されているセルの範囲または参照を指定します。
3 - [範囲2], … ,[範囲253] ----- (省略可) 集計する数値が入力されているセルの範囲または参照を指定します。


解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
「=SUBTOTAL(C2,A2:A8)」を入力します。
Excel関数
指定した集計方法を使って、指定した値の集計値が求められます。
Excel関数
この例の場合、集計方法に「9」を指定しましたので、SUM関数が使用され、値の合計が求められます。
もし集計する範囲に非表示の行がある場合、非表示の行を計算の対象とするかどうか考える必要があります。
SUM関数を使用する場合、非表示の行を計算の対象とする場合は、「9」、計算の対象としない場合は、「109」を指定しましょう。


注意事項

・「集計方法」に1~11を指定すると、非表示にした行の値も計算の対象となります。「集計方法」に101~111を指定すると、非表示にした行は無視されます。
・1つ以上の参照が3-D参照のとき、エラー値 #VALUE! が返されます。
・SUBTOTAL関数は、列のデータ(縦の範囲)を集計します。行のデータ(横の範囲)を集計するための関数ではありません。行のデータを集計しようとした場合、期待した結果を得られない場合があります。


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