BITLSHIFT関数 引数で指定したビットだけ左へシフトした数値を返す

関数名 BITLSHIFT
分類 エンジニアリング
説明 引数で指定したビットだけ左へシフトした数値を返す
バージョン 2013 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。)
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

BITLSHIFT(数値1, 移動数2)

1 - 数値 ----- 0以上の数値を指定します。
2 - 移動数 ----- 左へシフトするビット数を指定します。整数でなければなりません。


解説

セルA1に「=BITLSHIFT(4,2)」を入力します。
Excel関数
「4」を2進数で表現し、2ビット左へシフトした数値が求められます。
Excel関数
「4」を2進数で表現すると「100」です。
この例の場合、「100」を2ビット左へシフトさせて、ビットの右側にシフトさせた分「0」を2つ追加します。

00100
←シフト
10000

その結果「10000」となります。
「10000」を10進数に変換し「16」が求められます。


注意事項

・いずれかの引数に 0未満の値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・いずれかの引数に整数以外の値または、281474976710655(2 ^ 48 - 1)より大きい値を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
・移動数の絶対値が、53よりも大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・いずれかの引数が数値以外の値の場合、エラー値 #VALUE! が返されます。
・移動数として負の数値が使用されると、ビットの数だけ右へシフトします。


メモ

BITLSHIFT は BIT Left SHIFT


関連する関数

BITANDBITORBITXORBITRSHIFT