LOOKUP関数 1行または1列の範囲を検索する
関数名 | LOOKUP(ベクトル形式) |
分類 | 検索/行列 |
説明 | 1行または1列の範囲を検索する |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
LOOKUP関数には「ベクトル形式」と「配列形式」の2種類があり、引数の指定方法が異なっています。
ベクトル形式のLOOKUP関数について解説します。
配列形式のLOOKUP関数は、こちらをご覧ください。
LOOKUP(検査値1, 検査範囲2, [対応範囲]3)
1 - 検査値 ----- 検索する値を指定します。
2 - 検査範囲 ----- 検索されるセル範囲を1行または1列で指定します。
3 - [対応範囲] ----- (省略可) 「検索範囲」に対応させるセル範囲を指定します。「検査範囲」と同じサイズである必要があります。
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
「=LOOKUP(80,A2:A5,B2:B5)」を入力します。
セル範囲A2:A5から値「80」を検索し、見つかった行4に対応するセル範囲B2:B5の値を返します。
「=LOOKUP(75,A2:A5,B2:B5)」を入力します。
セル範囲A2:A5から値「75」を検索します。
値「75」と完全一致するセルが見つからないため、「75」よりも小さい最大値である行3の「70」が使用されます。
見つかった行3に対応するセル範囲B2:B5の値を返します。
注意事項
・検査範囲の値は昇順で配置されている必要があります。
・検査値が見つからない場合、検査範囲で検査値以下の最大値が、一致する値として使用されます。
・検査値が検査範囲に含まれる最小値よりも小さい場合は、エラー値#N/A が返されます。