CHISQ.INV関数 累積β確率密度関数の値を返す

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

CHISQ.INV(確率¹,自由度²)

1 - 確率 ----- カイ2乗分布における確率を指定します。
2 - 自由度 ----- 自由度を表す数値を指定します。

解説

セルA1に「=CHISQ.INV(0.93,1)」を入力します。

自由度1を使った0.93に対するカイ2乗分布の左側確率の逆数が返されます。

セルA2に「=CHISQ.INV(0.6,2)」を入力します。

自由度2を使った0.6に対するカイ2乗分布の左側確率の逆数が返されます。

注意事項

・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・確率<0、または、確率>1 である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・自由度に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
・自由度<1、または自由度>10^10の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

メモ

CHISQ.INV は CHI SQuared INVerse

関連する関数

CHIINV、CHISQ.INV.RT

この解説を見た人が最近見た解説はこちら

・ CHISQ.INV.RT関数 「カイ2乗分布の片側確率の逆関数値を返す」
・ ISEVEN関数 「偶数かどうかを調べる」
・ SUMXMY2関数 「配列要素の差の平方和の合計を返す」
・ CHISQ.DIST.RT関数 「カイ2乗分布の片側確率の値を返す」
・ SEARCH関数 「文字列の位置を調べる」