TREND関数 重回帰分析を使って予測値を返す
関数名 | TREND |
分類 | 統計 |
説明 | 重回帰分析を使って予測値を返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
TREND(既知のy1, [既知のx]2, [予測に使うxの範囲]3, [切片の取り扱い]4)
1 - 既知のy ----- 既知のyの値をセル範囲または配列で指定します。
2 - [既知のx] ----- (省略可) 既知のxの値をセル範囲または配列で指定します。
3 - [予測に使うxの範囲] ----- (省略可) yの値を予測するために使うxの値を指定します。省略すると「既知のx」と同じ値を指定したと見なされます。「既知のx」と「予測に使うxの範囲」の両方を省略すると「既知のy」と同じサイズの配列を指定したと見なされます。
4 - [切片の取り扱い] ----- (省略可) 回帰直線の切片の取り扱いを指定します。「TRUE」を指定するか省略すると、切片の値が計算されます。「FALSE」を指定すると、切片の値が0として計算されます。
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
「=TREND(D2:D5,B2:C5,B6:C6)」を入力します。
重回帰分析を使って予測値が求められます。
この例の場合は、指定された範囲の値から、来年の販売数が求められます。
注意事項
・既知のyと既知のxで指定したセル範囲または配列が空白のとき、または両者のデータ数が異なるときは、エラー値 #N/A が返されます。
・既知のxで指定したデータが変動しないとき、エラー値 #DIV/0! が返されます。