ACCRINTM関数 満期日に利息が支払われる証券の未収利息額を返す
関数名 | ACCRINTM |
分類 | 財務 |
説明 | 満期日に利息が支払われる証券の未収利息額を返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
ACCRINTM(発行日1, 受渡日2, 利率3, 額面4, [基準]5)
1 - 発行日 ----- 証券の発行日を指定します。
2 - 受渡日 ----- 証券の満期日を指定します。
3 - 利率 ----- 証券の年利を指定します。
4 - 額面 ----- 証券の額面価格を指定します。
5 - [基準] ----- (省略可) 計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 基準基準日数 (月/年)
- 0 または 省略30日/360日(NASD方式)
- 1実際の日数/実際の日数
- 2実際の日数/360日
- 3実際の日数/365日
- 430 日/360 日(ヨーロッパ方式)
解説
例えば、各セルに図の様な値が入力されているとします。
セルF2に「=ACCRINTM(A2,B2,C2,D2,E2)」を入力します。
満期日に支払われる未収利息額が求められます。
Excelでは、日付や時刻を「1900/1/1 0:00:00」から始まる「シリアル値」で表現しています。(「1900/1/1 0:00:00」が「1.0」)
例えば、日付の「2015/1/1」は、シリアル値で「42005」と表されます。
時刻はシリアル値の小数部で表し、例えば、時刻の「6:00」は、シリアル値で「0.25」と表されます。(1秒は「86400分の1」)
日付や時刻をシリアル値で表現することによって、Excelでは、日付の演算を簡単にしています。
上記の例の場合、発行日や満期日に指定する値も、シリアル値として処理されます。このため、日付の指定を文字列として入力した場合には、エラーが発生することがありますので、注意しましょう。
注意事項
・日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
・発行日、受渡日、基準に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
・無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・利率が0以下、または額面が0以下である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・基準が0より小さい、または基準が4より大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・発行日が受渡日以降である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
メモ
ACCRINTM は ACCRued INTerest at Maturity。