NPV関数 投資の正味現在価値を返す

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

NPV(割引率¹, 値1², [値2]³, … ,[値254])

1 - 割引率 ----- 割引率を指定します。
2 - 値1 ----- キャッシュフローを指定します。
3 - [値2], … ,[値254] ----- (省略可) キャッシュフローを指定します。

解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。

「=NPV(A2,B2:E2)」を入力します。

投資の正味現在価値が求められます。

注意事項

・値の順序がキャッシュフローの順序であると見なされます。支払額と収益額を入力する際は、その順序に注意してください。
・引数が空白セル、論理値、数値を表す文字列、エラー値、または数値に変換できない文字列の場合は無視されます。
・引数が配列またはセル範囲の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。空白セル、論理値、文字列、またはエラー値はすべて無視されます。

メモ

NPV は Net Present Value

関連する関数

XNPV

この解説を見た人が最近見た解説はこちら

・ PRICE関数 「固定利付債の現在価格を返す」
・ XNPV関数 「定期的ではないキャッシュフローに対する正味現在価値を返す」
・ ABS関数 「数値の絶対値を返す」
・ NPER関数 「投資に必要な期間を返す」
・ XIRR関数 「定期的ではないキャッシュフローに対する内部利益率を返す」