MODE.MULT関数 数値から複数の最頻値を返す

関数名 MODE.MULT
分類 統計
説明 数値から複数の最頻値を返す
バージョン 2010 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。)
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

MODE.MULT(数値11, [数値2]2, … ,[数値255])

1 - 数値1 ----- 最頻値を見つける対象となる数値を指定します。
2 - [数値2], … ,[数値255] ----- (省略可) 最頻値を見つける対象となる数値を指定します。


解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
セル範囲C1:C2を選択します。
Excel関数
「=MODE.MULT(A1:A7)」を入力します。
Excel関数
MODE.MULT関数は、配列数式として入力すると、複数の最頻値を返します。
配列数式として入力するには、数式を入力後、[Enter]ではなく、[Ctrl] + [Shift] + [Enter]を押します。
Excel関数
指定したセル範囲に含まれる値の最頻値が複数求められます。
入力した数式は「{}」で囲まれ、配列数式として入力されていることが分かります。
Excel関数


注意事項

・引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
・引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として「0」を含むセルは計算の対象となります。
・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
・対象となるデータに重複する値が含まれていない場合、エラー値 #N/A が返されます。


メモ

MODE.MULT は MODE MULTi


関連する関数

MODEMODE.SNGL