MATCH関数 検査値の相対位置を返す
関数名 | MATCH |
分類 | 検索/行列 |
説明 | 検査値の相対位置を返す |
バージョン | - |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
MATCH(検索値1, 検索範囲2, [照合の型]3)
1 - 検索値 ----- 検索する値を指定します。
2 - 検索範囲 ----- 検索するセルの範囲を指定します。
3 - [照合の型] ----- (省略可) 検索の方法を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- 照合の型動作
- 1 または 省略「検索値」以下の最大値を検索します。「検索範囲」のデータは昇順に並べ替えておく必要があります。
- 0「検索値」に一致する値のみを検索します。
- -1「検索値」以上の最小値を検索します。「検索範囲」のデータは降順に並べ替えておく必要があります。
解説
例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
「=MATCH(150,B2:B4,1)」を入力します。
セル範囲B2:B4から値「150」を検索します。
値「150」と完全一致するセルが見つからないため、「150」よりも小さい最大値である行2の「100」が使用されます。
値「100」の位置が返されます。
「=MATCH("*う",A2:A4,0)」を入力します。
セル範囲A2:A4から文字列「*う」を検索します。
文字列「ぶどう」の位置が返されます。
1つめの引数に指定した「"=*う"」にある「*」は1文字以上の任意の文字列を表しています。
これを「ワイルドカード」といいます。
ワイルドカードには、「?」と「*」が使用でき、「?」は任意の1文字を表します。
つまり、「"=*う"」は、1文字以上の文字列の後に「う」という文字列が入力されたセルと等しい、という条件になります。
これを、「"=?う"」とした場合は、任意の1文字の後に「う」という文字列が入力されたセルと等しい、という条件になります。
「"=う"」とした場合は、「う」という文字列が入力されたセルと等しい、という条件になります。
「?」や「*」を文字として検索条件に指定したい場合には、「~?」や「~*」と「~」半角のチルダを付けます。
注意事項
・英字の大文字と小文字は区別されません。
・検索値が見つからない場合は、#N/A エラー値が返されます。