LOGEST関数 回帰指数曲線の係数の値を返す

関数名 LOGEST
分類 統計
説明 回帰指数曲線の係数の値を返す
バージョン -
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

LOGEST(既知のy1, [既知のx]2, [定数]3, [補正]4)

1 - 既知のy ----- 既知のyの値をセル範囲または配列で指定します。y=b*m^xという関係が成り立ちます。
2 - [既知のx] ----- (省略可) 既知のxの値をセル範囲または配列で指定します。y=b*m^xという関係が成り立ちます。
3 - [定数] ----- (省略可) 定数項の取り扱いを論理値で指定します。TRUEを指定するか省略すると、y=b*m^xとなるように計算されます。FALSEを指定すると、y=m^xとなるように計算されます。
4 - [補正] ----- (省略可) 補正項を返すかどうかを論理値で指定します。TRUEを指定すると、回帰指数曲線の補正項が追加情報として返されます。FALSEを指定するか省略すると、係数mと定数bのみが返されます。


解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
セル範囲G2:I6を選択します。
Excel関数
「=LOGEST(C2:C6,A2:B6,TRUE,FALSE)」を入力します。
Excel関数
LOGEST関数は配列を返すため、配列数式として入力する必要があります。
配列数式として入力するには、数式を入力後、[Enter]ではなく、[Ctrl] + [Shift] + [Enter]を押します。
Excel関数
係数、定数項などが求められます。
入力した数式は「{}」で囲まれ、配列数式として入力されていることが分かります。
Excel関数


注意事項

・LOGEST関数は配列を返すため、配列数式として入力する必要があります。
・「既知のy」の配列が1つの列に入力されている場合、「既知のx」の各列はそれぞれ異なる変数であると見なされます。
・「既知のy」の配列が1つの行に入力されている場合、「既知のx」の各行はそれぞれ異なる変数であると見なされます。
・「既知のx」の配列には、1つまたは複数の変数の系列を指定することができます。 変数の系列が1つである場合、「既知のy」と「既知のx」は、それぞれの次元が同じであれば、どのような形の範囲であってもかまいません。変数の系列が複数である場合、「既知のy」は1行または1列のセル範囲でなければなりません。
・「既知のx」を省略すると、「既知のy」と同じサイズの{1,2,3...}という配列を指定したと見なされます。


メモ

LOGEST は LOGarithm ESTimation


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