IFS関数 1つ以上の条件が満たされているかどうかを確認し最初の条件に一致する値を返す

関数名 IFS
分類 論理
説明 1つ以上の条件が満たされているかどうかを確認し最初の条件に一致する値を返す
バージョン 2016 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。)
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

IFS(論理式11, 真の場合12, [論理式2], [真の場合2]3, … , [論理式127], [真の場合127])

1 - 論理式1 ----- TRUE(真)またはFALSE(偽)を返す式を指定します。
2 - 真の場合1 ----- 論理式の値がTRUE(真)の場合に返す値を指定します。
3 - [論理式2], [真の場合2] … ,[論理式127], [真の場合127] ----- (省略可) 2番目以降の「論理式」と、「真の場合」の組み合わせを指定します。


解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
「=IFS(A2>80,"S",A2>60,"A",A2>40,"B",TRUE,"C")」を入力します。
Excel関数
この例の場合、セルA2の値が80より大きい場合は"S"を表示し、セルA2の値が60より大きい場合は"A"を表示し、セルA2の値が40より大きい場合は"B"を表示し、それ以外の場合は、"C"を表示します。
Excel関数

「=IFS(A3>80,"S",A3>60,"A",A3>40,"B",TRUE,"C")」を入力します。
Excel関数
この例の場合、セルA3の値が80より大きい場合は"S"を表示し、セルA3の値が60より大きい場合は"A"を表示し、セルA3の値が40より大きい場合は"B"を表示し、それ以外の場合は、"C"を表示します。
Excel関数


注意事項

・既定の結果を指定するには、最後の「論理式」の引数に、TRUEを入力します。その他の条件のいずれにも満たない場合は、対応する値が返されます。
・「論理式」に対応する「真の場合」を指定しないと、関数は"この関数に指定した引数が少なすぎます"というエラーメッセージを表示します。
・「論理式」が評価された結果、TRUEまたはFALSE以外の値になると、この関数は #VALUE! エラーを返します。 ・TRUE条件が見つからない場合、この関数は #N/A エラーを返します。


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