HYPGEOM.DIST関数 超幾何分布関数の値を返す

関数名 HYPGEOM.DIST
分類 統計
説明 超幾何分布関数の値を返す
バージョン 2010 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。)
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

HYPGEOM.DIST(標本の成功数1, 標本数2, 母集団の成功数3, 母集団の大きさ4, 関数形式5)

1 - 標本の成功数 ----- 標本内で成功する数を指定します。
2 - 標本数 ----- 標本数を指定します。
3 - 母集団の成功数 ----- 母集団内で成功する数を指定します。
4 - 母集団の大きさ ----- 母集団全体の数を指定します。
5 - 関数形式 ----- 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。「TRUE」の場合は、累積分布関数の値を返します。「FALSE」の場合は、確率質量関数の値を返します。


解説

セルA1に「=HYPGEOM.DIST(1,4,8,20,TRUE)」を入力します。
Excel関数
累積超幾何分布関数の値が求められます。
Excel関数
セルA2に「=HYPGEOM.DIST(1,4,8,20,FALSE)」を入力します。
Excel関数
確率超幾何分布関数の値が求められます。
Excel関数


注意事項

・引数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・標本の成功数に負の数を指定した場合、または標本の成功数が標本数または母集団の成功数の少ない方よりも大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・標本の成功数が0または(標本数-母集団の大きさ+母集団の成功数)の大きい方よりも小さい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・標本数に負の数を指定した場合、または標本数が母集団の大きさよりも大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・母集団の成功数に負の数を指定した場合、または母集団の成功数が母集団の大きさよりも大きい場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・母集団の大きさに負の数を指定した場合、エラー値 #NUM! が返されます。


メモ

HYPGEOM.DIST は HYPer GEOMetric DISTribution


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HYPGEOMDIST