FLOOR.MATH関数 数値を指定された桁数で切り捨てる
関数名 | FLOOR.MATH |
分類 | 数学/三角 |
説明 | 数値を指定された桁数で切り捨てる |
バージョン | 2013 (関数が導入されたExcelのバージョンです。これより前バージョンのExcelでは利用できません。) |
カテゴリ | Excel関数一覧 |
ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。
書式
FLOOR.MATH(数値1, 基準値2, [モード]3)
1 - 数値 ----- 丸めの対象となる数値を指定します。
2 - 基準値 ----- 倍数の基準となる数値を指定します。
3 - [モード] ----- (省略可) 丸める方向を指定します。
指定できる値は次の通りです。
- モード動作
- 0 または 省略数値の符号が正の場合、値は切り捨てられ、0に近い値に調整されます。
数値の符号が負の場合、値は切り捨てられ、0から離れた値に調整されます。 - 0以外値は切り捨てられ、0に近い値に調整されます。
解説
セルA1に「=FLOOR.MATH(-3.5,2)」を入力します。
値「-3.5」を2の倍数になるように切り捨てます。
この例の場合、値「-3.5」を2の倍数(0、-2、-4、-6、・・・)の0から遠い値に切り捨てます。
セルA2に「=FLOOR.MATH(-3.5,2,-1)」を入力します。
値「-3.5」を2の倍数になるように切り捨てます。
この例の場合、値「-3.5」を2の倍数(0、-2、-4、-6、・・・)の0から近い値に切り捨てます。
注意事項
・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
・数値が正で基準値が負の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
・指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。