COUNTIF関数 検索条件に一致するセルの個数を返す

関数名 COUNTIF
分類 統計
説明 検索条件に一致するセルの個数を返す
バージョン -
カテゴリ Excel関数一覧

ここでの解説は、特に説明がない限り、Excelをインストールし、初期設定のまま使用した場合の動作を基に解説しています。

書式

COUNTIF(範囲1, 検索条件2)

1 - 範囲 ----- 検索の対象とするセルやセル範囲を指定します。
2 - 検索条件 ----- 検索するための条件を指定します。


解説

例えば、セルに図の様な値が入力されているとします。
Excel関数
セルに「=COUNTIF(A1:A5,"りんご")」を入力します。
Excel関数
セル範囲A1:A5の内、「りんご」と入力されているセルの個数が求められます。
Excel関数
この例の場合、セルA1が対象となり、「1」が返されます。

セルに「=COUNTIF(B1:B5,">55")」を入力します。
Excel関数
セル範囲B1:B5の内、55より大きい値が入力されているセルの個数が求められます。
Excel関数
この例の場合、セルB3、セルB4が対象となり、「2」が返されます。

セルに「=COUNTIF(B1:B5,"<>32")」を入力します。
Excel関数
セル範囲B1:B5の内、32ではない値が入力されているセルの個数が求められます。
Excel関数
この例の場合、セルB2、セルB3、セルB4、セルB5が対象となり、「4」が返されます。

セルに「=COUNTIF(A1:A5,"*ご")」を入力します。
Excel関数
セル範囲A1:A5の内、「ご」で終わる文字列が入力されているセルの個数が求められます。
Excel関数
この例の場合、セルA1が対象となり、「1」が返されます。

セルに「=COUNTIF(A1:A5,"??ご")」を入力します。
Excel関数
セル範囲A1:A5の内、任意の2文字の後「ご」で終わる文字列が入力されているセルの個数が求められます。
Excel関数
この例の場合、セルA1が対象となり、「1」が返されます。

引数に指定した「*」や「?」は、ワイルドカード文字といい、「*」は任意の長さの文字列を表します。「?」は任意の1文字を表します。
例えば、引数の「検索条件」に、「?か?、*e」と指定すると、「[任意の1文字][任意の1文字][任意の文字列]e」に一致する値を検索しますので、「みかん、orange」や「やかん、kettle」などが検索条件に一致します。「きんかん、kumquat」は、検索条件に一致しません。
「*」や「?」をワイルドーカード文字ではなく、通常の文字として検索条件に指定したい場合は、「~*」や「~?」の様に「~」(チルダ)を付加します。

数値や日付、時刻の値をカウントするには、「COUNT関数」を使います。
空白ではない値をカウントするには、「COUNTA関数」を使います。
未入力および""の値をカウントするには、「COUNTBLANK関数」を使います。
特定の条件を満たす数値だけを計算の対象とする場合は、「COUNTIF関数」または「COUNTIFS関数」を使用します。


関連する関数

COUNTCOUNTACOUNTBLANKCOUNTIFS